阪神高速道路では一日約20件の事故が発生しています。
これは、阪神高速道路を利用するドライバーは、一生のうちにその5人に一人が事故を起こし、45人に一人は人身事故を起こす確率に相当するものです。
交通事故による損失も少なくありません。
人身事故の損失額は1件あたり430万円といわれています。
また、平均的な1件の事故で、約1,600台の利用者が渋滞によって約20分の時間をロスします。この渋滞で二酸化炭素排出量が約1.4t-CO2増加します。
これらの損失を1年間累積すると、交通事故による損失額は約83億円、二酸化炭素排出量の増加は約5,700t-CO2にも達します。この二酸化炭素排出量の増加は、スギの樹木約40万本(約500haのスギの森林:大阪城公園約5個分)が吸収するCO2に相当します。
言い換えれば、阪神高速道路の道路特性や交通特性をよく知っていれば事故を避けられる可能性が高まることになりますが、そのすべてを把握するのは大変です。
また、ドライバーの性別・年齢階層・車種等でも、事故特性が異なるようです。
そのため、あなた自身の運転特性を知り、あなたに必要な注意情報を効率的に身につけることが阪神高速道路で事故を起こさないための近道と言えます。