あんぜん走行ナビ新交通管制室に潜入捜査。阪神高速道路の安全・安心・快適を支えるシステムの正体を暴く!

新交通管制室に潜入捜査。
阪神高速道路の安全・安心・快適を支えるシステムの正体を暴く!

ある日、探偵のもとに阪神高速から一通の招待状が届いた――。

招待状

このたび阪神高速の交通管制システムが新しくなるのですが、探偵さん、「交通管制」ってご存知ですか?
新交通管制室にご案内するので、その正体を暴いてみませんか?

阪神高速 Tより

  • むむ...!なんだと...!?
    急いで潜入捜査だ!

探偵がミッションとして解き明かすのは、

・交通管制の役割
・新機能導入による変化のポイント

この2つです!
どのような真相に出会えるのか、さっそく見ていきましょう。

新交通管制室へ潜入

新交通管制室の様子

新交通管制室

指定された場所に赴いた探偵の目に飛び込んできたのは、ずらりと設置された壁一面のモニター...!
そして、そこに立っていたのは、前回捜査に協力してもらった阪神高速の玉川さん。

  • 探偵さん、ようこそお越しくださいました!
    ここは大阪にある新交通管制室で、大阪エリアの交通管制を実施しています。
  • 交通管制って一体なんなんですか?
  • 阪神高速道路上のあらゆる情報を収集し、お客さまへの情報提供や交通障害の復旧支援などを行い、阪神高速道路の安全・安心・快適を支えています。
  • なるほど...
    どうりでモニターがいっぱいあるわけだ。これで阪神高速道路を管理しているんですね!
  • ところで、この新しい交通管制システムはもう稼働しているんですか?
  • 現在整備段階で、稼働は2021年4月からです。
    新しくなって以前とどう変わるのかといったところについても、後ほどご案内させていただきますね。
  • よし!さっそく捜査開始だ!

渋滞などの情報をリアルタイムに提供

道路情報板の画像

道路情報板

1日に約71万台(2020年3月時点)が行き交う阪神高速道路。
その交通の流れ(以下、交通流)は渋滞や事故といった道路状況や天候などにより、刻一刻と変化します。

交通管制室では、収集した情報をお客さまの走行に役立つ渋滞情報や事故情報などに加工。
その情報を高速道路本線上や入口付近などの情報板で提供しています。

  • 「○○~▲▲が何キロ渋滞」とか、情報板でよく目にしますが、あれは交通管制室から提供されていたんですね。
  • はい。渋滞や事故、天候などさまざまな要因によって交通流は刻一刻と変化するわけですが、その複雑な動きを把握して、お客さまに情報を提供するのが、交通管制という仕事なんです。
  • なるほど...!
    ところで、阪神高速道路上のあらゆる情報を収集しているということでしたが、どうやってそれらの情報を収集しているんですか?
  • いいところに気がつきましたね。
    車両検知器や交通流監視カメラといった情報収集装置が阪神高速道路全線に設置されており、これらで確認をしています。
車両検知器の画像

車両検知器

交通流監視カメラの画像

交通流監視カメラ

  • 2021年3月現在、車両検知器は阪神高速道路全線で約1,400ヵ所以上設置されています。
    他にも高速道路上の至るところに交通流監視カメラが設置されており、阪神高速道路本線の9割以上をカバーしているんです。
  • 9割以上も!?たくさんあるんですね~!
  • それだけ網羅しているから確度の高い情報が得られるわけです!
    よって、早期に事故を発見できたりします。
  • またその情報を基に、阪神高速道路を走行するお客さまに情報提供するのはもちろんのこと、阪神高速の道路巡回パトロールカー(通称:黄パト)に出動要請を行い、事故の早期復旧を支援します。
  • なるほど...!そうやってパトロール隊と連携しているんですね!
  • ちなみに事故が起こると、現場に近い黄パトに出動要請を出します。
    今回のリニューアルで交通管制室のモニターから車両の位置を把握できるようになり、迅速な事案処理が可能になりました。
  • おお~!それは便利になりましたね。
  • また事故の程度によっては、警察や救急車などの各関係者に出動要請をすることもあります。
  • ふむふむ。そうした連携によって阪神高速道路の安全・安心・快適は支えられているんですね。

新機能導入で何が変わる?

交通管制室の画像

阪神高速の交通管制室がリニューアルされることで、これまでと何が大きく変わるのか?

お客さまにとってのメリットを中心に見てきましょう。

安全運転に役立つ情報がさらに充実!

以下の内容などが新たに情報板で提供されるようになりました。

・渋滞通過時間
・車線別規制情報

  • では、1つずつ見ていきましょう!

渋滞通過時間の提供

渋滞長さ&渋滞通過時間の表示例の画像

渋滞長さ&渋滞通過時間 表示例

  • 渋滞の長さに追加して、通過するのにかかる時間が提供されるようになりました。
    (自然渋滞(※1)の場合のみ)

※1 自然渋滞とは...事故などの突発事象ではなく、交通集中などを要因とする渋滞

  • おお、これは便利!本線や入口情報板で渋滞通過時間がわかると、ルート選択にも役立ちそうですね。

車線別規制情報の提供

事象(事故、工事など)&車線情報 表示例の画像

事象(事故、工事など)&車線情報 表示例

  • 事故、工事などで車線規制が発生している場合、どちらの車線が規制されているのかを把握できるようになりました。
  • 事前に規制されている車線がわかると、余裕をもって回避できるので安心ですね!

情報更新がスピードアップ!

  • 車両検知器などの情報収集装置によって最新の道路状況を把握。必要に応じて、情報板などでお客さまの走行に役立つ情報を提供するというのが、交通管制室の主な仕事でしたよね。
  • はい、その点は理解しました。
  • 今回のリニューアルで、その情報の更新間隔が2倍以上早くなるんです。

更新間隔がこれまでの2.5分から1分へ短縮

  • ふむふむ...
    具体的にどんなメリットがあるんですか?
  • 例えば、高速道路に入る前に情報板で見た渋滞情報では「出口まで約1km渋滞」となっていたのに、高速道路に入ったらそれ以上に渋滞が伸びていたことってありませんか?
  • あります!情報よりも実際の渋滞が伸びていて、「それだったら一般道路で行ったのに~」といった経験が何度か...
  • 情報の速報性をアップすることで、そうした実際の道路状況と情報板で提供する情報とのズレが少なくなります。
    つまり、より正確な情報を早くお届けできるようになるということです。
  • それは役立ちますね!

事故リスク情報が提供される!?

  • またパワーアップという面では、現在の「事故リスク情報」を情報板で提供できるようになりました。
  • むむ!?それは一体??
  • 事故リスク(※2)は場所や時間帯、気象などさまざまな条件によって変動します。
    現在の道路状況や天候に基づいた事故リスクをリアルタイムで算出することで、事故が起こりやすそうな状況を推定し、提供するということです。

※2 事故リスクとは...過去のデータに基づいて判断した、その時・その場所における事故の起こりやすさを示す指標

  • この「事故リスク情報」を提供することで、お客さまの安全運転をサポートする狙いがあります。
  • 例えば、雨天時や渋滞時など過去に事故が起こったときと同じような道路状況で、事故が起こりやすい環境になっている区間があれば、「事故リスク情報」を提供してくれるというわけですね。
  • はい、その通りです!
    事故リスクが高くなると、情報板で提供される仕組みになっているので、リアルタイムの「事故リスク情報」が提供できるというわけです。
  • なるほど...画期的な機能ですね!
  • 下の画像のように「注意情報×アドバイス情報」が提供されるので、参考にして走行するように心がけてください。
事故リスク情報 表示例の画像

事故リスク情報 表示例

  • ふむふむ。要チェックポイントだ!

相互バックアップ機能ってなに!?

  • 最後にご紹介するのが交通管制システムの相互バックアップ機能
  • むむ!?相互バックアップ機能ってなんですか?
  • 今回ご紹介した交通管制システムは大阪エリア(朝潮橋)のほか、神戸エリア(京橋)に整備していて、災害時などの万が一の事態に備えています。
    そうしてお互いに情報を共有することで、一方が機能しなくなってもカバーできる体制をとっているんです!

相互バックアップ図

  • なるほど!それは安心ですね!

まとめ

探偵は潜入捜査を終え、2021年4月にリニューアルされる交通管制システムについて調査報告書をまとめます。

調査報告書

  • ●交通管制の役割
    • ①阪神高速道路上のあらゆる情報を収集
    • ②上記の情報をもとにお客さまへ交通情報を提供するとともに交通障害に対応
    • ③安全・安心・快適な阪神高速道路を支える
  • ●新機能導入による変化のポイント
    • ・情報の充実化
    • ・情報の更新間隔が短縮
    • ・事故リスク情報の提供
    • ・相互バックアップ機能の整備
  • 交通管制システムが、阪神高速道路の安全・安心・快適を支えていることがよくわかりました!
  • ありがとうございます。
    パワーアップした情報板もご活用いただき、これからも安全運転を心がけてください。